あれっ?どこかで見たことあるような画面だな

上の図は人気業者である 「外為オンライン」 と 「ヒロセ通商のHirose-FX2」 の取引画面を並べてみたものです。上がヒロセ通商で、下が外為オンラインです。この取引画面を見ればすぐ気づきますが、この2つはほとんど同じといえるぐらいそっくりなのです。違いといえばメニューの並びが少し違うところと、下の図には外為オンラインのロゴマークがついているところぐらいです。このロゴがない頃に、初めて私がヒロセ通商にログインしたときに、間違ったかなと思ったぐらい似ています。
みなさんもいくつもの業者を持っていることでしょう。そして複数の業者をみていくうちに、同じようなレイアウトや仕組みの業者が複数存在することに気づくはずです。それは勘違いではありません。それらの業者はシステムが同じなのです。FX業者というのは本当にたくさんありますが、すべてのFX業者が違った1社1社違った独自のシステムを有しているわけではありません。FXの取引とシステムの開発というのは似て非なるものであり、自社で独自のシステムを1から開発している会社もあれば、開発する予算ノウハウがないために、他の業者のシステムをレンタルしているところもあるのです。
自社開発する業者と他からレンタルしてくる業者がいる
FXは1998年の金融ビックバンで生まれて、まだ10年しか経っていない歴史の浅い業界です。国内のオンラインFXサービスが本格的に始まったのは2001年頃になります。その頃の業者というのは、まだ何のノウハウももっていませんでした。そのためにFXの本場であった海外の業者のシステムを流用して使っていました。中にはそのシステムをちょっとカスタマイズして、わが社のオリジナルツールとか言っていたところもありましたが、基本的に借りたシステムだったのです。
その後FX業界が発展してくるにつれて、海外製のシステムを止めて、自社で開発する業者も現れてきました。また株や先物取引のオンライントレードシステム開発を専門に行う日本のシステム会社もどんどん登場し、多くの業者はロイヤリティが高かったり、英語でわかりにくい海外製システムから国内のシステムを導入するようになっていったのです。そのため、今でも海外製システムを使っているのは開発がめんどうだとか思っているところや、海外製ツールの魅力を前面に押し出すところだけになりました。
そして現在になると、海外業者のように、取引システムを同業他社にレンタル提供するASP(Application Service Provider)事業を行う業者が国内にも出てきました。システムを開発する予算やノウハウがないFX業者は、必然的にこういったシステムをレンタルすることになります。そのためFX業者の中には、どこからかレンタルしてきたシステムで事業を行う業者が増えてきたのです。最近はEMCOM系なんかのシステムを使う業者がやたら増えてきましたね。