CNY (人民元) とは中華人民共和国の通貨単位
【CNYとは中華人民共和国で使われる通貨である】
CNYとは中国人民共和国(中国)で使われている人民元という通貨です。中国元ともいわれることがありますね。ちなみになぜCNYとなっているかは英語名を見ればわかります。中国の英語名は誰もが知っているChiNaですし、元の正式な発音はYuanというんです。日本の円が ”エン” ではなく ”イェン” となっているようなものです。そのため、C、N、Y をとって人民元はCNYとなっているのです。中国の経済成長や国際的な影響力が高めるにつれて、人民元(CNY)の価値も急速に上昇しており、近い将来には日本の円に換わってアジアの主要通貨になるのではないかと予測されている将来性のある通貨です。

【人民元は通貨バスケット制をとっている】
世界的に重要な通貨である人民元(CNY)ですが、その相場はJPYやUSDのような変動相場制ではなく、ある程度の固定相場になっています。それが通貨バスケット制という制度です。この通貨バスケット制とはペッグ制のような完全固定制度ではなく、いくつかの複数通貨のレートを参考にレートを算出する多通貨ペッグ制とでもいうシステムです。そのためバスケットの構成内容がわからない限りレートを算出することはできません。バスケットの構成内容は、JPY、USD、EUR、KRWなどが含まれていることだけが公開されていますが、厳密には非公開です。
【規制が多くて自由に取引できない通貨】
中国の人民元(CNY)は世界的にも非常に重要な通貨になりつつありますが、外国為替市場にはほとんど流通しない流動性の低い通貨になっています。これは、欧米からの投機筋に狙われないようにするためや、独裁政治をしたい中国共産党が通貨のコントロールをするために規制を強めているからです。そのため人民元(CNY)は非常に取引がしづらい通貨になっており、調達コストもかかるため、取り扱っているFX業者は非常に少なくなっています。
【スワップ金利は取れない】
ご存知のように中国は加熱する経済のせいでインフレが非常に進んでしまっています。そのためインフレがなかなか抑えられない状態が続いており、政策金利はおおむね高い状態です。ですが上述のように人民元(CNY)はかなり規制が厳しく外国為替市場で流通することはほとんどありません。一部で取引ができますが、調達コストがやたらかかってしまうために人民元の高金利はコストで相殺されてしまいほとんどのFX会社ではスワップ金利はマイナスになっています。取引はオススメできません。
【人民元(CNY)が切り上げになると円(JPY)が買われる】
人民元(CNY)は通貨バスケット制により、ある程度固定された相場になっています。しかしこのように強制的に通貨の価値をとどめておくことは、以前の日本とアメリカのように貿易摩擦を起こします。そのため中国の人民元(CNY)は通貨の切り上げが行われます。日本のプラザ合意をみてみればわかりやすいでしょう。ただし、本来はその情報で人民元(CNY)が買われるのですが、人民元(CNY)は流動性が極めて少なく取引も自由にできないため、代わりに日本円JPYが買われることになります。これには深い理由はありません、欧米の人は日本も中国も ”同じアジアの国” としか認識していないのです。
