中国に投資する魅力
中国といえば中華料理や三国志、パンダなどなど印象が強い国ですね。北京オリンピックも開催されて世界の注目を浴びました。13億という途方も無い人口と急速な経済発展をとげる上海など今の日本に与える影響は計り知れません。チベット問題など各地に火種をかかえているなど問題も多いですが、長期的に見ればいまだに成長余地が残っている超大国なので絶好の仕込み時ともいえます。中国の特徴は主に次のようになります。
【中国経済の強み】
・ BRICsといわれるような高い経済成長
・ 世界の工場といわれる生産力
・ 13億人に達する膨大な人口の労働力
・ 上海、香港、マカオなどの経済都市
・ 東南アジアへの進出
・ 50年後には世界一の大国になる?
・ 2010年の上海万博
・ 実は世界一に肉薄する豊富な金属資源
・ 対米輸出を超える対中輸出
☆ 上海万博は日本の大阪万博のようなキッカケ?
今から数十年前にソニーやホンダの株を購入していれば、今や何千倍になっていたという話があります。成長過程にある中国にも、かつての日本のように何千倍にもなりそうな企業があります。日本が大阪万博の頃から、高度経済成長を達成したときと同じように、中国も上海万博の頃まで高度経済成長が続いていくと予想されています。
中国への投資方法 : 個別株式
【上海市場は買えず、香港市場のみ】
中国株式市場には大きなものが2つあります。上海市場と香港市場です。このうち上海市場のほうは外国人投資家の規制が強いために直接の投資をすることはできません。そのためほとんどの証券会社は、規制が少ない香港市場の中国株式を取り扱っています。
| 市場がある地域 |
市場の名前 |
銘柄種類 |
対応通貨 |
規制 |
| 中国本土 |
上海市場 |
A株 |
人民元(CNY) |
○ (投資できない) |
| B株 |
米ドル(USD) |
○ (投資できない) |
| 深セン市場 |
A株 |
人民元(CNY) |
○ (投資できない) |
| B株 |
香港ドル(HKD) |
× (投資できる) |
| 香港 |
メインボード
GEM |
H株 |
香港ドル(HKD) |
× (投資できる) |
| レッドチップ |
香港ドル(HKD) |
× (投資できる) |
【取扱証券は多いけど・・・】
中国株は一時期ブームになったので、ブームにつられるようにいろんな証券会社が中国株の取扱を始めました。証券大手3社はもちろんネット証券の楽天証券、SBI証券、岡三証券、松井証券、オリックス証券、マネックス証券とかなりの証券会社が中国株を取り扱っているのです。その分、各証券会社はライバルと手数料値下げ競争を行わざるを得ない状況になりました。そのため中国株に力を入れているところと、力をいれずに放置している所との差が大きくなっています。その中でも中国株取引に特に力を入れているのがアイザワ証券とユナイテッドワールド証券になります。
【中国株ADRなら楽天証券】
個別株も人気の中国株ですが、中国株ADRの取扱も活発です。取扱をしているのは楽天証券、SBI証券の2つが代表的です。特に米国投資に精通していて、米ドルMMFと簡単に運用できる楽天証券は手数料も安いのでオススメです。
【ADRとは】
ADR:American Depositary Receiptとは米国以外の国の企業が米国で資金調達する際に投資を容易にするため預託機関によって発行された預託証券で、アメリカのNYSEやNASDAQに上場しています。簡単に言えば、NYSEやNASDAQに上場している米国以外の企業の株式ですね。
中国への投資方法 : FX (CNY)
【CNY は固定相場をとっている通貨】
中国の通貨は人民元(CNY)といいます。現在はインフレが抑えられているとはいえ、人民元の金利は10%近くとかなりの高水準で推移しています。ただし人民元(CNY)は、米ドル(USD)との固定相場制を取っているのでほとんど為替相場が動かないという特徴をもっています。こういったように人民元(CNY)は規制の多いので、一般的には金融に強い香港ドル(HKD)を取引することが多くなっています。
【CNY を取引できるFX会社】
人民元(CNY)というのは規制が強い通貨ですので、取扱をしているFX会社はとても少ない状態です。人民元(CNY)を取引できるのは 「ひまわり証券」、「SBI証券」、「ユナイテッドワールド証券」 などが挙げられます。
【CNY はFXに向いていない】
固定相場をとっている人民元(CNY)ですが、中東通貨のように通貨の切り上げを行うことがあります。そのために人民元(CNY)をもっていて切り上げまで保有しておきたいと思う人もいるでしょう。しかし人民元というのは調達コストがとてもかかるために、買いポジション、売りポジションともにスワップがマイナスになる状態が多くなっています。また流動性にも欠けるのでFX取引には向いていない通貨といえます。
類似ケース:ドルペッグ切り上げ前に中東通貨を買うべき?
中国への投資方法 : 投資信託
中国へ投資する中国投資信託は非常に数が多いです。2006~2007年に中国・インドの投資信託が注目されて、ブームにのった投資信託が次々と作られていったからです。いまやその数は50以上となり、とても全てを紹介することはできません。そのため、幅広い証券会社で扱われていて運用成績のいい一部だけを紹介します。
| 代表的な中国投資信託 |
販売手数料 |
信託報酬 |
取扱証券 |
| 損保ジャパンS&P拡大中国株投信 |
3.675% |
1.59% |
多くのネット証券 |
| HSBCチャイナオープン? |
3.15% |
1.87% |
多くのネット証券 |
| HSBC中国株式ファンド(3カ月決算型) |
3.15% |
2.07% |
多くのネット証券 |
| ダイワ・チャイナ・ファンド |
3.15% |
1.59% |
多くのネット証券 |
| JF チャイナ・アクティブ・オープン? |
3.675% |
1.79% |
多くのネット証券 |
| チャイナ・ロード(愛称:西遊記) |
3.15% |
1.89% |
多くのネット証券 |
| 住信 チャイナ・リサーチ・オープン(愛称:孔明) |
3.15% |
1.89% |
多くのネット証券 |
| 三菱UFJ チャイナオープン? |
3.15% |
1.59% |
多くのネット証券 |
| 三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド? |
3.15% |
1.89% |
多くのネット証券 |
| DIAM中国関連株オープン(愛称:チャイニーズ・エンジェル) |
3.15% |
1.68% |
多くのネット証券 |
| 新成長中国株式ファンド(愛称:シャングリラ) |
3.15% |
1.68% |
多くのネット証券 |
【信託報酬は意外と安い?】
他のBRICsの投資信託は販売手数料が3.0%超えと非常に高い水準にあります。しかし中国関係に投資する投資信託は、販売手数料は高いものの信託報酬は2.0%を超えるものはあまりありません。一番運用に響く信託報酬が安い中国投資信託は、BRICsの中でも長期運用に非常に適したものが多いのです。
【ネット証券で買ってコスト削減をしよう】
せっかく信託報酬が安いのですから販売手数料もコスト削減しましょう。中国投資信託の取扱の多い楽天証券、マネックス証券などは販売手数料が3.675%かかる外資系の投資信託を1.05%、もしくはノーロードで売っていることもあるので、総合コストを非常に安上がりにすることができます。
中国への投資方法 : ETF
【中国へ投資できる国内ETF】
国内市場には中国の指数に連動するいくつか上場しています。国内ETFの中では最初の海外指数に連動したETFだったので上場初日には異常なほどの売買が行われました。信託報酬も安くなっており、非常にオススメできる投資先です。
【中国へ投資できる海外ETF】
ETFの本場はアメリカですが、中国関係のETFは地理的に近い香港で上場されています。もちろん通貨は香港ドル建てになっておいますが、時差があまりないので非常に投資しやすいETFです。特にハンセン指数連動のETFは、信託報酬が0.10%しかないので、非常にコストが安い投資先です。
| 中国へ投資するETFの詳細 |
| ティッカー |
ETF名 |
市場 |
通貨 |
連動指数 |
信託報酬 |
| 02800 |
Tracker Fund of Hong Kong |
香港 |
HKD |
ハンセン指数 |
0.10% |
| 02801 |
iSHARESMSCICHINATRACKER |
香港 |
HKD |
MSCI China指数 |
0.99% |
| 02823 |
iSHARESFTSE/XINHUAA50CHINATRACKER |
香港 |
HKD |
FTSE/XinhuaA50China指数 |
0.99% |
| 02828 |
Hang Seng H-SHARE INDEX ETF |
香港 |
HKD |
ハンセンH株指数 |
0.60% |
| 02833 |
Hang Seng Index ETF |
香港 |
HKD |
ハンセン指数 |
0.10% |
| 02838 |
Hang Seng FTSE/Xinhua CHINA 25 ETF |
香港 |
HKD |
FTSE/Xinhua China 25指数 |
0.60% |
| FXI |
iShares FTSE/Xinhua CHINA 25 Index |
米国 |
USD |
FTSE/Xinhua China 25指数 |
0.74% |
なお、海外ETFの取引には楽天証券、SBI証券、が非常によい環境を用意しています。同じく海外ETFの取扱が多いマネックス証券ですが、残念ながら中国ETFを取り扱っていないためにマネックス証券では投資がしにくい状況です。
中国への投資方法 : まとめ
【投資方法は多い】
まとめると中国への投資方法には個別株式(ADR)、FX(CNY)、投資信託、ETF、海外ETFがあります。日本から非常に近い国であり、中国投資ブームもあって中国への投資方法は非常に多岐にわたった方法があります。
【中国投資はSBI証券!】
数々の投資方法がある中国投資ですが、これらの投資方法を全て実行できるのがSBI証券になります。SBI証券では中国株ADRを取り扱っている数少ないネット証券であり、中国投資信託を数多く取り扱っています。また香港市場にある海外ETFへ投資でき、FXでは人民元(CNY)を取引することもできます。つまり中国投資を行うのであれば、SBI証券1つでOKということです!
【オススメは中国ETF!】
正直なところ、人民元(CNY)取引は流動性が悪くスワップもマイナスなのでオススメできません。中国投資には手軽でコストが安いETFや投資信託が一番適しているでしょう。利便性なら国内の中国ETFと投資信託、コストの安さなら海外ETFになります。どちらもSBI証券でできますよ。
| 投資対象 |
その投資ができる証券会社 |
手軽度 |
オススメ度 |
| 中国個別株式 |
かなりのネット証券 |
△ |
○ |
| 中国株ADR |
楽天証券、SBI証券 |
△ |
○ |
| 人民元FX |
ひまわり証券、UW証券、SBI証券 |
○ |
△ |
| 中国投資信託 |
多くのネット証券 |
◎ |
○ |
| 中国ETF |
ETFへ対応している証券会社 |
◎ |
◎ |
| 中国海外ETF |
楽天証券、SBI証券、マネックス証券 |
△ |
◎ |
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